理事長より

にじの会は、1995年4月、調布養護学校の保護者と教員有志により、知的障害のある人たちが地域で安心して暮らし、日中活動に参加できる場をつくることを目指して結成されました。2001年10月には東京都の認可を受け、社会福祉法人にじの会として歩みを始めました。
私たちが大切にしてきた第一の目標は、障害のある人が住み慣れた地域の中で、生活の場と日中活動の場を確保することです。2003年に「大沢にじの里」「未来工房にじ」を開所して以降、「ケアホームにじ」「ワークショップハーモニー」「にじアート」「ケアホームにじの森」「ハーモニーガーデン」「にじの空」など、利用者・ご家族の願いに応える形で事業を広げてまいりました。これらの歩みは、地域の皆様のご理解、行政をはじめとする多くの方々のご支援によって実現したものです。
第二の目標は、障害のある人が自分らしさを大切にし、その個性を活かして生きていけるよう支援することです。にじの会では、障害の重い方であっても、自己決定や自己表現の機会を大切にしてきました。日々の生活、余暇活動、創作活動、就労支援などを通じて、利用者一人ひとりが地域社会の一員として、その人らしく過ごせるよう支援しています。こうした姿勢を、私たちは「寄り添う支援」として大切にしています。
第三の目標は、障害のある人もない人も、互いに尊重し合い、支え合う地域社会を築いていくことです。にじの会では、地域行事への参加、ボランティアの受け入れ、就労事業を通じた地域とのつながりづくりに取り組んできました。また、高齢者ケアネット事業と連携した大沢地区高齢者買い物送迎支援事業「かわせみ」やこども食堂の運営など、障害福祉の枠を越えた地域貢献にも取り組んでいます。
感染症、災害、社会的孤立や格差の広がりなど、私たちを取り巻く環境は大きく変化しています。だからこそ、誰もが地域の中で支え合い、安心して暮らせる社会をつくることの大切さは、これまで以上に高まっています。
にじの会はこれからも、障害のある人の生活と権利を支え、地域とともにSDGsの実現に向けて歩む法人であり続けたいと考えています。今後とも、皆様のご理解とご支援を心よりお願い申し上げます。